パリの電車で液体をかけられ・・・

フランス

2012年フランス パリ

フランスに友達と旅行に行ったときに、危険な目に遭いました。
初めての海外旅行だったので、最初は緊張していたのですが、旅行の前半は特に危険なことも起こらなく、安心していた矢先に起こりました。
ツアーに参加をしたのですが、電車にのっているときに、突然後ろの男性から声をかけられました。
私の足を指差して何か言っているので、見てみると、べっとりとした液体が私のズボンにたくさんついていました。
私はびっくりして、思わず声を出してしまいました。
さらに、その男性が、ハンカチを貸してくれました。私は男性からハンカチを借りてズボンについているよく分からない液体をふき取りました。
ふき取っている間に、その男性はいつの間にかいなくなっていました。一緒に、私が片手に持っていたカバンもなくなっていたのです。
電車には人もたくさん乗っていましたし、言葉も通じなくて、誰にも助けを求めることができませんでした。
おそらくその男性は、わざと私の足に液体をかけて、私の意識をそこに集中しているときに、カバンを持って逃げたのだと思います。
海外旅行はとても危険だと感じました。どんな時も、カバンは肌から離してはいけないなと痛感しました。
お金は少ししかもっていなかったので、不幸中の幸いだったと感じています。

ダブリンの街は危険が多い・・

アイルランド

2005年 アイルランド ダブリン

ダブリンの大学に、正規留学生として留学していた2年間の体験です。
外国の大学、特に都市部の場合、日本とは違ってまとまったキャンパスがなく、学部ごとに建物が市内のいたるところに点在しているケースはよくあります。
私の所属する学部は運が悪いことに、ダブリン北部の非常に治安の悪い区画にありました。
外国人不法滞在者・低所得者のスラムや、娼館があるような所で、まっとうな家庭で育った土地の人ならまず足を踏み入れないような場所です。
そのことを後から聞いて震え上がりました。
私の下宿は治安の大変良い郊外にあったのですが、登下校の際に学校周辺で、かなり嫌な思いをしたことがあります。
酩酊した(あるいはドラッグを吸っていたのか)若い女性に、いきなり噛みつかれるような勢いで「吠えられた」こと、年端のいかない薄汚れた子どもに頭をはたかれるなど(私は小柄です)、アジア人の外見を見て私に嫌がらせを働く人々はたくさんいました。
一番息をのんだのは、一緒に歩いていた知人男性(欧州人です)が、若い女の子にいきなり殴りつけられた時でした。
まっ昼間でしたが、彼女らもまた酩酊状態だったようです。
すぐに二人でその場を走り去りました。
こういった事件のあとはすぐにガルダ(警察)に報告し、相談していました。
監視カメラがある…と言っても彼らの姿を学校周辺で見かけることは滅多になく、自分の身を守るには近づかないにこしたことはないのだと痛感しました。

ミラノの電車でスリ未遂

イタリア

2008年 イタリア ミラノ

イタリアミラノに滞在していたときのことです。
ツアーなどの周遊旅行でなく一人旅で一都市滞在型の旅行だったのでミラノでいろいろなところを何日かかけて楽しんでいました。
ミラノだとスカラ座やドォーモ、やスフォルチェスコ城、有名ブランドが立ち並ぶモンテナポレオーネ通りなど観光客も多いところも一通り見て回って、比較的地元の人が集う運河横のナヴィーリオ地区まで足を延ばしてすっかりとミラノという街に数日いることで慣れました。
地下鉄なども最初は緊張していましたがすっかり慣れて安心していたというのもありますが、ちょっとした油断でスリ未遂に合ってしまいました。
未遂で終わったのでよかったですが、一見普通の人だったので分かりませんでした。
電車内は人が混雑して地元の人も観光客も多く日本の大都市の地下鉄と同じぐらいだったと思います。
私は小さなかばんをたすきがけしてかけていたのですがかばんに違和感があったので見ると誰か手でかばんの中をまさぐられている感覚がしたのでとっさに手で押さえました。
私が感づいたのでスリはすぐに手を引いて去りましたが、危機一髪といったところでした。
私のかばんは小さいのに分厚いガイドブックやペットボトルなどぎゅうぎゅうにいっぱい詰め込んでいたので奥の財布まで手が届かなかったのだと思います。
怪しげな人は近づかないようにしていましたが普通の30歳ぐらいの女性だったので警戒してなかったので危なかったです。

パリの地下鉄で不審者

フランス

2011年フランス パリ

女友達とフランス・パリへ旅行に行った時の出来事です。
パリの街は地下鉄が充実しているので、メトロに乗っていろいろな観光地に出かけました。
ルーブル美術館からの帰りだったと思います、地下鉄に乗り込むと酔っぱらいのような男性が同じ車両に乗っていました。
独り言をブツブツ言ってるように見えましたが、もちろんフランス語なので訳も解らず、気に留めていませんでした。
電車の中はちょうど席が埋まってるくらいの混み方で、私たちはドアの前に二人で立っていました。その酔っ払い風の男性は反対側のドアの前に立っていました。
しばらく電車に揺られていると、その男性の声のボリュームがだんだん大きくなってきて、どうやら私たちに向かって何か言ってるようにも思えてきました。
でも、やはり何を言ってるかは解らなかったので、見ぬふりをしていたのですが、少し怖くなってきたと言うか、面倒くさくなってきたので、車両を変えようとした時のことです。
その男性がいきなり殴りかかってきたのです。
幸い顔ではなく肩にあたりましたが、びっくりしてその場から逃げました。
そしたら近くにいた別の男性がその男を捕まえて、車両の緊急停車ボタンを押してくれたのです。次の駅でその男性は連行されていきましたが、とくに私たちは何も言われずそのままホテルに帰りました。一瞬のことでしたが、とても怖かったです。

トロントの空港でホストファミリーと会えず・・

カナダ

1995年 カナダ トロント

学生時代に語学研修でカナダのトロントに行きました。
大学の春休みを利用した2か月間です。
語学学校を探したり、飛行機の手配など初めて自分一人でやりました。
カナダは比較的安全だと教授からも聞いていましたし、実際、ホストファミリーの家では外出時鍵をかけたりしません。
私の場合治安ではなく、別なトラブルでした。
まず、空港に着いたら、屈強そうな黒人のポーター(?)がカバンを持ってくれました。
このことは事前に地球の歩き方を読んで知っていたので、5ドルも払えばいいかと思ってお願いしました。
次に「WELCOME~」のようなボードを持って待ってる人たちがたくさんいるので、その中で自分の名前を探したのですが、いくら探してもないのです。
しばらくポーターさんも一緒に探してくれ、インフォメーションの方にも話してくれたのですが、首を横に振るだけ。
15分くらいたっても見つけられないので、ポーターさんは「そろそろ行かないと」的なことを英語で言いました。
それで5ドル払うと「時間がかかったのでこれでは足りない」と言われ、もう5ドル払いました。数時間待ってもお迎えは来ず、学校に電話しても、週末だからか誰もです、私は血の気が引く思いでした。
もう遅かったので、インフォメーションの人に安いホテルを紹介してもらい、ホテルのシャトルバスに乗りました。
車中で隣になったインド系の男性がニヤニヤしてやたらこちらを気にするのです。
なんだろうと思っていると「今夜一緒にどう?」と言われました。
私はこんなの初めてだったので驚きましたが、「ノーサンキュー」と言って断りました。
ホテルの部屋は小奇麗でしたが、鍵がフックタイプですぐ開けられてしまいそうでした。
私はベットの上でこれからどうしようと途方に暮れ泣いていました。
すると、誰かがノックするのです。
私はさっきの男が私がどこの部屋に入るのかを見ていたのを知っていたので、怖くなり息を殺してドアを見つめました。
ノックはしつこくて、最後には若干体当たりをしている感じだったので、でかいスーツケースをドアにくっつけてこちらからも押しました。
しばらくして立ち去ったようでしたが、気が抜けなくて夜はほとんど眠れませんでした。
結局翌日学校に行くと、ホストファミリーが日にちを間違えて迎えに来なかったらしいのです。
ホテル代も学校が支払ってくれました。でも、とんでもない思いをしました。
トロントは食べ物も美味しく、街も綺麗です。
夜も比較的安全でしたが、クスリの売人がいたり、娼婦がいたり、場所によっては危ないのでご注意を。

タイのカオサンロードでマリファナと遭遇・・

タイ

2005年 タイ バンコク

10年以上前にタイのバンコクにひとり旅に行きました。
初めてのひとり旅だと言うことでバンコクの空港でおろおろしていたところに日本人を発見したので声をかけて一緒に行動することにしたのです。
もちろん相手もひとり旅でした。かなり旅慣れた感じでした。
どうせならとその日はその方と一緒に宿を取ったんです。
夜も遅かったというのもあったかと思います。
カオサンロードという外人のバックパッカーが集まる場所で宿を取りました。
とても騒がしくてエネルギッシュな場所でしたね。
それで一緒に宿を取った彼は次の日に移動しなければならないというので朝早く出て行くというのです。
そこまでは特に問題がありません。
ですが、朝起きてテーブルを見てみると置き土産があったんです。
どう考えてもマリファナでした。映画でみたことのあるやつです。
紙タバコのように巻いてありました。メモも残されていて楽しんでねと書かれていました。
確かタイで麻薬が見つかった場合はかなりの刑をくらうはずだと思い、すぐさま捨てましたよ。
警察にわたしのものじゃないと言っても、どうせ信じてくれないでしょうからね。
状況的にどう考えてもわたしのものにされてしまいます。
海外旅行をしていれば当たり前の状況なのかもしれませんが、わたしにとってはとても危険な一日でしたね。

花の都で突然殴られる・・・

フランス

2006年 フランス パリ

欧州の第三国に留学中、週末にパリを訪れていた際の体験談です。
当時私は片言のフランス語しかわからず、単独でパリ市内を移動しようとしてメトロの駅に入ったものの、方向がよくわからずにきょろきょろと周囲を見回しながら歩いていました。
それは地下鉄構内に入る前の部分で、かなり広々としたスペースがあり、またラッシュアワー後でしたから混雑していたわけでもありません。
普通に歩いているなら、他の乗客と全く触れあわずに移動できる、そんな余裕のある状況でした。なのに、ものすごい勢いで私を横から突き飛ばした人がいるのです。
頭部側面を、肘か何かではり倒したような感触でした。
もんどりうって私は倒れこみ、一瞬視界がぼやけるほどのショックを受けました。
すぐに周囲を見回しても、それらしい人物は見当たりません。
当然、私を助け起こすようなパリジャンも皆無でした。
私は痛さに涙をにじませました。
現在はフランスに暮らして長くなりますが、例えば全く悪気なしに本当に偶然にぶつかってしまったのなら、きちんと助け起こして謝り、大丈夫でしたかと確認するのが「普通のフランス人」です。
その普通のフランス人に言わせれば、このケースはただ私の東洋人的な弱弱しい外観を見て、何かの憂さ晴らしをするべく衝動的な暴力に出た…そういう病的なレイシストによる犯罪だろう、ということです。
昨今のテロ事件に比べれば微々たるものですが、パリと言う町は魅力もあるが危険でもある町であると思うに至った、痛い経験です。

ローマ、バッグが切られて・・

イタリア

1999年 イタリア ローマ

大学の卒業旅行で、ドイツ、イタリア、フランスのツアーに参加した時のことです。
私は同じ学部の女性2人と一緒に、3人で旅行をしていました。
宿泊先が決まっている以外は、フリープランの旅行でした。
イタリアで、どこからの帰りか覚えていませんが、夕方に地下鉄を利用してホテルに帰るときのことでした。
私は肩から斜め掛けで、ナイロン製のバックを自分の前にかけて持っていました。
ぎゅうぎゅうとまではいきませんが、車内は混雑していました。
3人ほどの女性が近くにいたのを覚えています。
一瞬かばんが少しだけ重くなったように感じましたが、特にかばんの口が開いているとかではなかったので、普通に列車を降りました。
そして、かばんをよく見て驚きました。
横の部分を剃刀のようなものでスパッと切られていました。私はもちろん、一緒にいた友達も全く気付いていませんでした。
パスポートや現金はかばんに入れておらず、首から下げて別に身に着けていたので無事でしたが、いろいろな観光地でもらったパンフレットやチケットをまとめて入れてあった封筒がなくなっていました。
たぶん手探りで、現金と間違えたのだと思います。
イタリアでは、ひったくりや特に地下鉄は注意が必要だと知っていたので、自分の前で荷物を持って気を付けていたつもりでしたが、まさか、バックを切られて、中身をとられるとは思っていませんでした。
うすい生地のものだったので、もっと丈夫なものだったら狙われなかったのかと思います。

ジュネーブの駅でスリ

スイス

2014年 スイス ジュネーブ

新婚旅行で訪れたスイスのジュネーブで、スリに合いました。
ツアーに参加をしていて、ジュネーブの駅で数時間自由行動の時間がありました。
どこに行こうか迷いながらうろうろとしていたのですが、治安のあまりよくない場所だったのであまり遠くには行きたくないと感じて、とりあえず集合場所の近くのお店に待機していました。
そのお店は人が多く、スリに気をつけなければ、と思ったときにはすでにカメラが盗まれた後でした。
カメラは、カバンの中に入れていたのですが、カバンがあいていて簡単に手を入れることができる状態になっていました。
まさか簡単に盗られないだろうと思っていた自分がバカでした。
5分前にはあったのに、その5分後にみたらきれいに盗られていました。
スリは一瞬だと感じました。
日本とは違うので、本当に注意をしておかなければいけないと心から感じました。
ヨーロッパは安全だと勝手に思っていましたが、注意をしておかなければすぐに狙われてしまいます。
財布をとられなくてよかったですが、思い出のたくさん詰まったカメラはもう戻ってきません。
旅行は楽しかったのですが、カメラを盗られてしまったので、気分があまりいいものではありませんでした。海外旅行は注意が必要です。

パリでスリ集団に・・

フランス

2010年 フランス パリ

我が家では毎年のように、親族と友人のグループで旅行しています。
パック旅行が厭なので、たいていはフリーを選びますから、好きな時間に好きな場所を訪れることができて、満足度は高いのです。
今までに危険な目にあったことがなかったのは、幸いだったことを痛感した事件発生でした。
大都市ではスリの被害にあうことを、旅行用パンフレットや旅行社ではくどいくらいに説明しています。
大昔の農協団体旅行では、腹巻にお金やパスポートを入れていた、と話には聞きますが、すっかり海外旅行に慣れてしまった私達は、最後の日をのんびりと過ごしていました。
パリの地下鉄はスリの横行する危険な場所なのに、最後の日程を楽しむためにゆったり気分で居たことが、スリに狙われる大きな理由になっていたのでしょう。
主人の友人のとても太っていたEさんが、一人離れてドアの近くでぼんやりしていたときのこと。
周りに何人かフランス人の男女が居て、主人は「なんだか危ない」と感じて声を掛けようとしたとき、駅について扉が開き、数人の客が降りました。
「おい、カバンは大丈夫か」と聞くと、肩から斜め掛けにしていたカバンの中を確認して「あっ、やられた」と一言。
電車は発車していますし、もちろんスリは見事にドロンしています。
財布(カード入り)、バスポートがなくなっていて、控えは取ってありましたし、午後早い時間帯だったので大使館に駆け込んで、急遽仮のパスポートで次の日無事に帰国はできました。
地下鉄は要注意と聞いていたので、他の人たちは固まってグループで行動していましたから、一人ぼんやりとしていた彼が狙われたのでしょう。
バッグに大切なものを入れてのぼんやりは、大都市の人ごみの中では厳禁ですね。