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オーストラリア アボリジニの闘争

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2010年 オーストラリア ブリスベン郊外のクーパールー

語学留学の2日目にしてその危険な出来事は起こりました。
オーストラリアの一部の電車は、各駅停車であってもボタンを押さないとドアが開かないことがあります。
私の当時のヒアリング能力は高くなかったので「この先にクーパールー」なのか「ここがクーパールー」なのか聞き取れず、夜の9時以降に何度もクーパールー周辺を往復してしまいました。
結果、終電となってしまい、3時間ほど歩いてホームステイ先まで行かなくてはならない状況でした。
道には灯りがありましたが、アボリジニの集団が闘争のような状況になっている場所がありそこを避けて歩きました。
また、どんな動物が毒を持っているかの知識がなかったため、大きいカエルなどを見たときは緊張しながら歩いて帰りました。
翌朝、ステイ先の方に尋ねたところ、
「アボリジニの喧嘩の場所は現地人でも避ける。賢い選択ができたね」と安心されていわれました。
歩いている内に、日本のような24時間コンビニの少なさに驚き、また助けが全くない恐怖をしっかりと味わったため、以降乗り過ごすようなことはありませんでした。
ちょっとの知識の違いで大きな変化がある、危険ではありましたが楽しい語学留学の思い出でもある出来事です。

シドニーでスリ・・

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2001年 オーストラリア シドニー

オーストラリアのシドニーでワーキングホリデーをしていた時の出来事です。
シドニーは比較的治安のいい都市なのですが、やはり外国なので油断は禁物です。
その当時、留学生向けのセンターでアルバイトをしており、学生のスリや置き引きなどの被害が後を絶たないので、新しくやってきた人たちには気を付けるように案内をしていました。
十分に気を付けなければいけないことはわかっていたはずなのに、友達とマクドナルドでわいわい騒いでいたときのこと。
もっていたカバンはふたのないトートバッグでした。
それを隣の席に置いたまま、友達と話をして盛り上がっていました。
その時、若いヒスパニック系の男女が横を通り過ぎざまに、私のカバンから財布をサッと抜き取ったのです。
びっくりして、「財布を取られた!」とさけんで、その二人を追いかけました。
店員にもあの二人に財布を取られた!と言って大きな声で財布を返せと言い、二人に近づくと男は女に財布を手渡して、女だけを逃がし、私には財布なんかとっていな。
どこにあるんだ!と殴るようなそぶりをみせました。
身の危険を感じ、そのままあきらめましたが、とてもショックを受けました。
いつもはみんなに注意するようにしている自分が被害にあい、あらためて海外での手回り品には気を配る必要性を感じました。

ケアンズで空き巣未遂・・

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2010年 オーストラリア・ケアンズ

オーストラリアのワーキングホリデーでケアンズに滞在していた時の出来事です。
ケアンズは、観光地でありながら田舎ののんびりした雰囲気を残している街であり、親日家の人も多いことで有名なのでほとんどの方が危険を感じることなく生活が出来ていると思います。
私も、日本と変わらず安全に生活できるケアンズに不安を感じることなく生活をしていました。非常に慎重派の私は、夜中の一人歩きをしないなど、気を付けていた方だと思います。
シェアハウスで生活していたのですが、その日はみんな仕事で留守で、家にいたのは私一人でした。
雨の日で、日中でも薄暗い天気でした。
表と裏にドアがあるのですが、裏の勝手口の方から何やらがさごそと音が聞こえてくるのです。
最初は気のせいかなと思っていたのですが、音が次第に大きくなり、怖くなった私は、その勝手口の外側を見ることが出来る窓の所へ行き、何が起こっているかと除いてみると、20代~30代の体格の良い男性が、一生懸命バールのようなものでドアを壊して開けようとしていました。
このまま作業を続けられたら、絶対に入られてしまうと思った私は、中に人がいるということをその男性にわからせるために、大きな声で話始めました。
その声を聞いた途端、ガタガタというドアを壊すような音はなくなり、その後確認してみると、その男性はいなくなっていました。
もし、私が声を出さなかったら居直り強盗になり、私の身に何かあったかもしれないと思うとぞっとせずにはいられませんでした。

オーストラリア 車優先の社会で

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2003年 オーストラリア キャンベラ

日本と同じように道路を歩いていただけなのですが、ひき逃げをされた挙句私が悪者のように扱われてしまいました。
オーストラリアのキャンベラで新年を迎えるために現地で買い物を済ませようとしていたときに、交通量の多い通りを歩いていました。
車道は渋滞が激しくても車の流れは緩やかでしたので、横断歩道を見つけたらすぐに反対側の歩道に渡れると考えていたのです。
その瞬間は早くやってきたので、私は車が低速で行き交う横断歩道を渡り始めました。
歩行者である私を見つけたのであれば車は停止するだろうと思っていましたが、現地がオーストラリアであることをすっかり忘れていました。
日本とは違い、歩行者優先ではないオーストラリアでは、私の方が安全に細心の注意を払うことが義務らしいのです。
その慣習を、私は、ひき逃げされた事件でようやく思い出すことができました。
怪我は軽かったのですが、念の為病院で診てもらうことになりました。
事情を先生に話してみると、なんと「明らかに私が悪い」ということを伝えられたのです。
結局は泣き寝入りで犯人の特定はできず、日本は歩行者が守られている社会であることを再確認させてくれる事件でした。
次は車に気をつけながら横断したいところです。