アメリカ・ロス周辺の治安

アメリカ

2010年 アメリカ ロサンゼルス

アメリカのロスは、日本のそれとは違い、安全な場所と危険な場所がキレイに分かれている印象を受けますし、実際にそうだと3年間の留学生活を通して思います。
ただ、どこまでが安全でどこからが危険なのかというのは実際に知識として仕入れておくしかありません。
知らず知らずのうちに危険なエリアに入ってしまっていたという事も多々ありました。
大体が黒人やヒスパニック系が密集しているやや田舎の地域だったりしますが、一歩外れた道が危険な通りだったりする事もあります。
都会ではハリウッド近辺の細道に、そういった危険な場所があります。
日本人がよく訪れるサンタモニカにも一部危ない地域がありますので、現地の日本人や外国人から事前に聞いておくことをお勧めいたします。
だけど日本は平和過ぎるという印象を海外生活を続けているとやはり感じます。
危ないという意味合いも、毎回命の危険に晒されるようなレベルではありませんし、時間帯や社会の雰囲気などで自分なりに判断出来るようになれば、思っているほどの危険性はありません。
またロスで生活をしていると常にそういった危険なニオイを察知出来るアンテナが立つようになります。
ストレスを感じる程でもないですが、予備知識は無いよりあったほうがトラブルに巻き込まれる確率を大幅に下げられます。

タイ・バンコク日本語堪能なタイ人が・・

タイ

タイ バンコク 2000年

今から15年位前にタイのバンコクに行った時の体験談です。
私は親友と二人でタイのバンコクへ格安航空券を使った3泊4日の旅に出ました。
社会人になりたての頃で、とにかく安くバックパックで旅をしたかったので宿も予約はせずに全て現地に着いてから適当に探しました。
深夜に到着し、翌朝は市内を観光したり、散策していたのですが、王宮近くでタイ人に道を尋ねたのが始まりでした。
私達が行きたかった場所よりも、現地の人に人気があるところへ連れて行ってくれるという話になり、特にこだわりもなかったので、一緒に行く事にしました。
水上マーケット方向へ船で進んでいき、ガイドブックにないような寺院を案内されました。正直なところ、悪い人ではないかと思いつつ不安な気持ちも持ち合わせていましたが、明るいキャラクターと日本語が堪能だったことで意思疎通もできたことが安心感にもつながっていきました。
レストランでの食事も地元だから知っているような店に連れて行ってくれて、そこでビールや食事も頂きました。
お酒のせいか相当気も緩んでしまい、食事代と交通費を立て替えてもらっていたこともあり、どこかで両替したいと申し出ました。
大きい札しかなかったので、自発的に言った言葉でしたが、結局それが仇となりました。そのタイ人は、両替できる場所を一緒に3輪タクシーにのって探しながら、両替してきてやるから札を渡してくれて言われ、言われるままに差し出したところ、何と次の瞬間にはタクシーから飛び降りていってしまいました。呆気にとられていたのですが、3輪タクシーは止まってくれずそのまま彼はいなくなり、私達は自分達がどこにいるのかもわからないままお金も取られ、おいてきぼりにされました。
タイで使う予定の8割近くのお金がなくなり、途方にくれることになりましたが、自分がついて行ったとは言え、簡単に信じた事を非常に後悔しています。

ラスベガス・クレジットカードで繰り返し・・

アメリカ

2011年 ラスベガス

アメリカのラスベガスに旅行に行った時に宿泊しているホテルでカジノをしていました。
お金が足りなくなり、クレジットカードでキャッシングしようと思い、ホテルのATMからお金を引き出したのです。
でも、何回カードを入れて暗証番号を押してもエラーになり、何回も繰り返しやっていたらカードが機械に吸い込まれてしまいました。
焦ってホテルの関係者を呼びましたが、私の英語は伝わらなく、クレジットカード会社に電話をしたのです。
それで事情を説明したら、何回もやっていたらカードが吸い込まれるのは当たり前と怒られてしまいました。
でも、暗証番号も間違っていなかったので、なぜこのような状況になってしまったのか分かりませんでした。
それで、クレジットカード会社のスタッフがホテルの関係者と直接話してくれて機械を調べてクレジットカードを取り出してくれたのです。
ホテルのATMだから良かったものの、もしこれが街にあるATMなら解決に時間が掛かり、クレジットカードは戻ってこなかったかもしれません。
ホテルのATMなのでトラブルはないだろうと安心していましたが、それからは海外に出かけてもキャッシングは控え、その代わりにトラベラーズチェックを持って行き、銀行などで両替しています。

フランス・ニースでバッグに手が・・

フランス

2014年 フランス ニース

ニースへはコートダジュール空港から入りました。
フランス、特に南フランスになると肌の色が褐色なので、ロマなのか北アフリカ(モロッコなど)からの移民の子たちなのか区別がつきませんが、街中をうろうろと観光客の周りを歩いているのが気になりました。
そうした子たちは単独ではなく、役目があるのか少人数でつるんで行動しています。
普通のレストランは入りにくいですが、マクドナルドを始めファーストフード店には用もなくふらっと入ってきて、テーブルの上、椅子の上にあるものをよく観察して、通りざまにひょいっと持っていってしまったようで、騒いでいるお客さんがいました。
真夏のニースの暑さは半端ではないですので、屋内に入り椅子に座って冷たいものでも、と言う時に油断してはいけません。
要注意は、椅子にかけたジャケットのポケットの財布、これは男性がよくやられるベタすぎるケースとされています。
この手で私の日本人の友人も財布をすられました。
そして、ニースの街を歩いているとき、ちょっとしゃれたお店が多いのでウインドウショッピングに気を取られていました。
本当に危なかったのですが、ウインドウごしに自分の姿を見たら、私の背中のバッグに「伸ばした手」が映っているではありませんか。
思わず「キャー」といって逃げました。
本当に油断も隙もありません。

ローマでロマ(ジプシー)と遭遇

イタリア

2014年 イタリア ローマ

イタリア、ローマはとにかく日本人観光客がすりに遭う場所として有名です。
日本から直接イタリアに入ったのではなく、その前にポルトガルを旅行してローマ入りしました。或る程度の心構えは、ポルトガルで予行演習したつもりでしたので、絶対に気を付けようと覚悟して観光に出かけました。
トレビの泉へ向かう途中の路上のことでした。イタリア人とは違う雰囲気の子供と少女たちがうろうろしているのが気になりました。
東欧の国を旅行中に良く見かけた「ロマ」(ジプシー)であると私にはすぐ分かりました。
でもさすがローマの「ロマ」は身なりがきれいで、本来なら黒髪なのですが髪の毛を金髪に染めているのも分かりました。
目鼻だちが険しい特徴は隠せないのと何かきょろきょろと視線が定まらない行動の特徴はピンときました。私たちは夫婦と小学生低学年の息子と3人で歩いていました。
その時、夫と息子が手をつないで歩き私は少し離れて後ろを歩きました。よもや、と思ったら案の定、年上の女の子は夫の背中のリュックサックに手を伸ばしました。
後ろから大きな声で「NO!NO!NO!Police!Police!」と叫んで手を振り払いました。
全く油断も隙もありません。
それまでも治安の悪い国などを旅行しましたので、3人家族では、3人並んで歩かないということは何となく身についていたので助かりました。
リュックは体の前にというのも常識なのですが、こんな驚く経験をしました。

アメリカ・ホームレスのおじさんが急に

アメリカ

2010-2013 アメリカ L.A.

約3年ほどアメリカのロスアンジェルスに留学していました。
危険な体験はたくさんありました。
一番最初に日本では有り得ないと実感した事は、夜の駐車場での出来事です。
友人と待ち合わせをしていたのですが、僕が先に待ち合わせ場所のリトルトーキョーにある広い駐車場に着いたのですが、しばらく時間つぶしのためにエンジンを止めて車内で携帯をいじっていました。
あたりは静かでしたが、急に何かを拭いているような音が聞こえ、それはかなり近くで聞こえてきました。
驚いた事にホームレスのおじさんが僕の車を勝手に雑巾で拭き始め、それは車体全部に至るまで徹底的に素早く「作業」をしていました。
実際にフロントガラスを拭き始めた時にはビックリして、どうしたらよいのか分かりませんでした。
動揺していると、フロントガラス越しにそのホームレスの人がジェスチャーでお金を要求している仕草をしていた時に、ようやく彼がやっていた意味が理解出来ましたが、驚いた事と迷惑な気持ちが入り混じって不機嫌になった僕は、すぐさま外へ出てそのホームレスに文句を言ってしまいました。
こういった体験は僕の友人にも多く、有難迷惑という一言に尽きます。
女性でしたら怖くて泣いてしまうような咄嗟な出来事だと思います。
こういった出来事があると事前に知っておくだけでも少なからず精神的な対処は出来ると思います。

インドデリーの中級?ホテル

インド

2006年 インド デリー

昨今、インドでの性犯罪がクローズアップされており、日本では考えられないような事件がほぼ毎日のように起きており、旅行中の外国人も多く被害にあっているという事が報道され、インドへ行く事に強い警戒を抱いている女性が多いです。
しかし、私がインドを訪れた2006年頃にはインドでそれほど凶悪な性犯罪が起きているという認識はありませんでした。
私はできるだけ学生時代に色々な国へ行き、色々な価値観に触れたいと思う気持ちからインドを訪問しました。
しかし、訪問前にインドを訪れた事のある先輩に旅行慣れしていないならば、バックパックの旅はしてはいけない、ある程度の料金を払って、ある程度以上のホテルを抑えておくことを力説されました。
私はバックパッカーの旅を想定していたのですが、信頼できる先輩のいう事を聞いて上から3番目くらいのランクのホテルを予約する事にしました。
インディラ・ガンジー空港に着いたのは夜の9時頃だったのですが、空港を一歩出るとものすごい人だかりが押し寄せてきてバクシーシという寄付を求めてきました。
人ごみをなんとか押しのけて、手配してあったホテルへ直行したのですが、チェックインの時にフロントの男性がやけにニヤニヤしていて気持ち悪い感じでした。
嫌な感じがしたのですが、部屋まで荷物を運んでもらってお礼を言ったのですが、なかなか部屋から出て行きません。
強めの口調で出て行くように指示し、鍵を閉めていたのですが、それから3時間ほど部屋の電話が鳴りました。出てみるとインド訛りの英語で男性が遊びに行こうという事を言っていました。
この電話はフロントからだったので、合鍵で部屋に入ってきたらどうしようと思うと怖くて怖くて眠れませんでした。
また、用も無いのに部屋をノックしてきて、何か不便は無いかというような事を言ってきたりして非常に怖かったです。
明るくなってすぐにチェックアウトしました。
本当はそのホテルに3日間泊まる予定だったのですが、すぐに別のランクが上のホテルに変わりました。
最初のホテルもそれなりの値段のするホテルだったのですが、非常に怖かったです。

香港で乱闘事件

香港

2015年 香港

私は今年の1月に観光のために香港に行きました。
香港は、日本の大都市と同じく治安がよく、人々のマナーが良いと聞いていました。
事実その通りで、初日は特にトラブルに巻き込まれること無く、楽しく夜景を見たりレストランで食事をしたり出来ました。

そして、これは滞在2日目の出来事です。
それは、お昼を食べるために同行者と一緒に、九龍のデパートに行ったのですが、その周辺を見るとなにやら様子がおかしいと感じました。
それはデパート付近の広場に、アラブ系と見られる人が数十人集まっていたからです。
そして、その集まりの真ん中を見てみると、二人の男性が殴り合いをしている事に気がつきました。

その数分後に事態が変わり、周りのアラブ人たちも殴り合いを始めました。
私たちも巻き込まれる心配があったので、急いでその場を立ち去りました。
それからしばらくすると、パトカーが数台現れ防具と警棒で武装した警察隊が現れました。
そして再び、様子を見てみると血だらけになった男が数人倒れていました。

彼らは、後から駆けつけてきた救急隊により、包帯で治療をされていました。
香港は治安が良いと聞いてはいたのですが、自分たちのすぐ近くでこのような事件が、起こるとは思いませんでした。
そのため、海外旅行をする際はやはり、日本に居るときとは違い、あらゆる場面で注意が必要だと、改めて認識をする事が出来ました。

インド・バンガロールの街とタクシー

インド

2011年 インド バンガロール

海外旅行でインドのに旅行に行き、バンガロールとマイソールの2箇所を回りました。
インドが怖いところだということはわかっていましたが、やはりかなり危険であるということは感じました。
というのはこの都市には自分で自力で行くことはほとんどできません。道がわかりにくいし、歩いて観光できるような雰囲気ではないからです。排気ガスがひどくて空気はかなり悪いのです。
おまけに観光客は少なく、インド人というのはみんな肌の色がブラウンか黒っぽい色をしていて、アジア系の色の人はほとんどいないので目立ってしまうのです。
バイクタクシーのような車に次々声をかけられます。それを断るのも一苦労です。

宿泊をしているホテルから観光することになり、とりあえずツアー会社を探すことにしたのですが、歩いて探すのは無理であり、あまりにも情報が少ないこと、そして英語も思ったより通じないのでバイクタクシーを利用するしかありません。
ドライバーは喜んでくれて、単に目的地まで連れて行ってもらうことになったのですが、それだけでは満足せず、いろいろなところに観光させてあげたいと思い高いお金をふっかけてくるのです。それも最初は目的地までだけのタクシーとして受け入れたにもかかわらず、運転の途中からそういう営業をかけてくるのです。
もちろん断るとむっとして途中のわけのわからないところで降ろされてしまいました。
後は歩いていけというような捨てぜりふを残して行ってしまったのです。
インドというのは実に怖いところだと思いました。
バスチケットに関しても高いお金をふっかけられ、後で騙された事に気がつきました。
インドはとにかくだますことが日常茶飯事であるようですので、やはり注意した方がよいです。

北京のぼったくりエロタクシー

中国

2011年 中国・北京

私が海外旅行で体験した危険な出来事は、卒業旅行で行った中国での観光からホテルに帰るまでに起こったことです。
夜に同じツアーで1人で参加していた方と私の友達2人の4人で買い物に来ていたのですが、帰りのタクシーがなかなか捕まりませんでした。
同じツアーの1人参加の方は中国が好きで中国語を独学で勉強されていたので、慣れているその方に任せてタクシーの代わりに運転手の後ろに乗客が2名乗れる日本では見たことがない乗り物を2台捕まえて交渉してもらい、2台で30元でホテルまで帰れることになりました。
友達2人が前の乗り物に乗り、私と同じツアーの方が後ろの乗り物に乗りました。
走り出してみると友達を乗せた乗り物とは距離をどんどん離され、中国語でもっと距離を近付けるようにと言ってもらってもダメでした。
結局、友達を乗せた乗り物はあっという間に見えなくなってしまい、ホテルに着くまでの間私は不安で仕方ありませんでした。
ホテルに着くと2人とも泣いていて、運転手に触られた上に1人360元も取られたと聞かされました。
許せないことでしたが、訳のわからない場所で降ろされたりなどそれ以上のことがなくて良かったとも思いました。
私はそれ以来、海外旅行の観光では帰りのこともしっかり頭に入れた上で出掛ける計画を立てるようになりました。