2000年 コロンビア ククタ
南米のコロンビアにある都市でククタと呼びます。カミーロ・ダサの国際空港 (Camilo Daza International Airport)から知人に会う目的で入国しましたが観光目的としましたのでビザは不要でした。空港辺りではわかりませんでしたが国境の近くは割とピリピリとした雰囲気がのようです。このククタはヴェネズエラと国境を境にしていましてどちらも事情が多いのでその危険度は桁違いだと思われます。とにかく大勢の人は本当に本気で生きるため必死といった気配がする箇所が多くあります。この街をヘリコプターのツアーみたいなもので上空を飛んだ時に見たこの町は本当に美しくてきれいだったんですよ。でもこのツアーを終えた後に宿に戻る途中、テントがたくさん張ってある通りがあったんです。タクシーもすぐに来なかったんでじっとそこで待っているのも怖かったんで一緒の連れと走っていたら子供が何かほしいという仕草をして来たんでお菓子をあげたんですね。そしたらいきなり僕は後ろから服をつかまれました。連れがつかんだ男を必死で肩をたたいてなだめながらどこか指さしながら合図で「逃げます」と言ってきたんで訳もわからず全力で走りました。ホテルに無事帰って服を見たら血がついていました。あの男の人の血だったのか男の人と関わった誰かのなのかわからなかったですがとにかく怖いということだけは覚えてます。言葉が理解できず詳細はわかりませんでしたが何かの間違いで大事に至った場面だったということだけはわかりました。