イギリス保存鉄道 スパヴァレー鉄道(SPA VALLEY Railway)
ロンドン近郊のSPA Valley鉄道に行って来ました。
この鉄道がはとにかくアクセスが容易でオススメ。
何が良いかというと、なんと、SPA Valley鉄道の両端のeridge駅とtunbridge wells駅は今も現役の鉄道路線と接続されているのです。
保存鉄道は採算が合わずに廃線になって保存鉄道として復活しているパターンが多いので、ほとんどの場合両端の片方の駅しか現役の路線と繋がっていないか、ひどい場合ならどちらの端の駅にもバスでないとアクセスできないなんてことも少なくありません。
eridge駅は、Southern Railwayと同じホームで接続
tunbridge wells駅は、South eastern Railwayの駅が同じ街の中徒歩5分くらいの距離にあります。
今回私はSouthern Railwayを使ってeridgeからアクセスしました。
私が訪問した2015年は9:08ロンドンブリッジ駅発で、eridge駅着画10:08。おそらく今の時刻表とは変わっているので、詳しくはこちらから検索してください。
→イギリスの鉄道の情報、時刻表なら無敵のRail.co.uk
eridge駅に到着しました。Southern Railwayの運転手さんがノリノリの人で、カメラを向けるとテンションMAXで答えてくれました。現地に着くまではSPA Valley鉄道のeridge駅が近くにあるのかと思いましたが、違いました。跨線橋で繋がった駅を使って運行されています。駅に到着咲いたら階段登って降りるだけでSPA Valley鉄道です。
時刻表では出発時刻が11:10。この全く何もない田舎駅で1時間過ごすのはなかなかかと思いましたが、いえいえやっぱり保存鉄道は早めに現地着しないとでした。
こちらeridge駅
可愛らしいチケットオフィスでチケットを購入します。
駅事務室も入れてもらえます。
駅員のヒゲがかっこいいおじちゃん。フレンドリーです。
余談ですが、保存鉄道に日本人が行くと、諸手を挙げて歓迎してくれます。もともと人が来なくて廃線になって保存鉄道化した鉄道路線。運営は地元の鉄道を心底愛する生粋の鉄道マンばかり。そこに極東の地日本からわざわざ鉄道に乗りくるやつがいたら、それはそれは熱い歓迎を受けます。
可愛らしいタンク車です。トーマスでいうパーシーに似たタイプでしょうか。
日本のばんえつ物語号なんかでも同じですが、入線時は力持ちのディーゼル機関車が引っ張ってきました。
機関士も車掌もみんなおじいちゃん。ふれあいタイムです。
機関室。かなりシンプル。
機関士のおじちゃん。SLのヘッドに取り付けられた行き先ヘッドマークを交換します。お願いしたら持たせてもらいました。重い。このおじさんもフレンドリー。日本から来たことを聞くと「ケイタオの模型はすごくいいね。私も持ってるよ」とのこと、しばらくわからなかったのですが、どうやらKATOはイギリスでは「ケイタオ」と発音されるようです。
ホームは本当に現役路線と隣り合っています。見てください。この違和感。
出発進行
画像でお楽しみください。車内の様子
沿線 手動式踏切も良い味を出しています。複線の保存鉄道です。
途中駅 GROOMBRIDGE駅。一人だけ乗客がいました。地元の方でしょうか?
乗車時間およそ30分。tunbridge wells駅に到着です。赤レンガの駅舎。車庫も隣り合っています。
タンク車の着まわしの様子後ろ向きになってEridge方面に帰ります。
tunbridge wellsはかわいらしい街。
街の中を歩いてSouth eastern Railwayのtunbridge wells west駅に向かいます。South eastern Railwayでロンドンに戻る予定です。我ながら完璧な計画!
と、ここでハプニング。
なんとこの日はSouth eastern Railwayがストライキで運休とのこと。なんとまあ。
その代わりロンドン行きの2階建バスが用意されていました。よかった・・・
無事15:00くらいにはロンドンに戻れました。
ストライキがなければ、かなりオススメな保存鉄道です。朝から行って、夕方にはロンドンに帰れます。ぜひ。