2007年 ベルギーブリュッセル
お菓子の専門学校で研修旅行に行った時のことです。
最初の宿泊場所はベルギーのブリュッセルのヒルトンホテルでした。
有名なホテルなので不特定多数の人が出入りするホテルでした。
ホテルの部屋は高級感あふれるものでさすがヒルトンだと思いました。
事件が起こったのはその夜のことです。部屋に一本の電話がかかってきました。
その部屋は私と友人の二人で使っていました。友人は部屋を出ていたので、私が電話に出ました。
電話先は英語で今いち何を言っているのかわかりませんでしたが、電話の内容に対して勘で短く答えました。
そうすると向こうはすぐに電話を切りました。その時はそれだけで終わりました。変な電話だとは思いました。
しばらくしてから恐ろしい事が起こりました。
隣の部屋に何者かが侵入してスーツケースが開けられたのです。物が盗まれはしなかったようですが、もう少しで盗難に逢うところだったと思います。
やはりかかってきた電話は犯人からのものだったのではないかと今では思います。
部屋に人がいるかどうかを確認するための電話だったのではないでしょうか。
私は電話に出て良かったと思いました。
隣は電話に出なかったために留守だと思われ、狙われたのです。
やはり若い女性が多い旅行客は狙われやすいです。