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ミラノの電車でスリ未遂

イタリア

2008年 イタリア ミラノ

イタリアミラノに滞在していたときのことです。
ツアーなどの周遊旅行でなく一人旅で一都市滞在型の旅行だったのでミラノでいろいろなところを何日かかけて楽しんでいました。
ミラノだとスカラ座やドォーモ、やスフォルチェスコ城、有名ブランドが立ち並ぶモンテナポレオーネ通りなど観光客も多いところも一通り見て回って、比較的地元の人が集う運河横のナヴィーリオ地区まで足を延ばしてすっかりとミラノという街に数日いることで慣れました。
地下鉄なども最初は緊張していましたがすっかり慣れて安心していたというのもありますが、ちょっとした油断でスリ未遂に合ってしまいました。
未遂で終わったのでよかったですが、一見普通の人だったので分かりませんでした。
電車内は人が混雑して地元の人も観光客も多く日本の大都市の地下鉄と同じぐらいだったと思います。
私は小さなかばんをたすきがけしてかけていたのですがかばんに違和感があったので見ると誰か手でかばんの中をまさぐられている感覚がしたのでとっさに手で押さえました。
私が感づいたのでスリはすぐに手を引いて去りましたが、危機一髪といったところでした。
私のかばんは小さいのに分厚いガイドブックやペットボトルなどぎゅうぎゅうにいっぱい詰め込んでいたので奥の財布まで手が届かなかったのだと思います。
怪しげな人は近づかないようにしていましたが普通の30歳ぐらいの女性だったので警戒してなかったので危なかったです。

ローマ、バッグが切られて・・

イタリア

1999年 イタリア ローマ

大学の卒業旅行で、ドイツ、イタリア、フランスのツアーに参加した時のことです。
私は同じ学部の女性2人と一緒に、3人で旅行をしていました。
宿泊先が決まっている以外は、フリープランの旅行でした。
イタリアで、どこからの帰りか覚えていませんが、夕方に地下鉄を利用してホテルに帰るときのことでした。
私は肩から斜め掛けで、ナイロン製のバックを自分の前にかけて持っていました。
ぎゅうぎゅうとまではいきませんが、車内は混雑していました。
3人ほどの女性が近くにいたのを覚えています。
一瞬かばんが少しだけ重くなったように感じましたが、特にかばんの口が開いているとかではなかったので、普通に列車を降りました。
そして、かばんをよく見て驚きました。
横の部分を剃刀のようなものでスパッと切られていました。私はもちろん、一緒にいた友達も全く気付いていませんでした。
パスポートや現金はかばんに入れておらず、首から下げて別に身に着けていたので無事でしたが、いろいろな観光地でもらったパンフレットやチケットをまとめて入れてあった封筒がなくなっていました。
たぶん手探りで、現金と間違えたのだと思います。
イタリアでは、ひったくりや特に地下鉄は注意が必要だと知っていたので、自分の前で荷物を持って気を付けていたつもりでしたが、まさか、バックを切られて、中身をとられるとは思っていませんでした。
うすい生地のものだったので、もっと丈夫なものだったら狙われなかったのかと思います。

アニメの閲覧料に注意・・

イタリア

2010年 イタリア ヴェニス

私と長男と次男の3人で春休みを利用して、1週間イタリアに海外旅行に行った時の体験談です。
私は、カードを1枚も持っていなかったので、旅行中の支払いは全て現金で行っていました。
3人で1週間の海外旅行でしたので、かなり多めにお金を持っていきましたが、自分用のブランドバッグなどを買って、現地でも予想以上にお金を使っていました。
子供たちは、現地で言葉が通じないこともあり、観光している時以外は、ホテルにいる時間がほとんどでした。
ホテルのお部屋では、日本語のアニメのテレビ番組を見て時間をつぶしていました。
楽しかった旅行も無事最終日になり、ホテルのフロントで、清算してバスで飛行場まで行って飛行機に乗る段取りでした。
ところが、今までの料金の精算をしようと思ったら、すごく高い料金の請求書を出されて驚いてしまいました。
ホテルの清算分の料金は十分に残しておいたのですが、この予想外の金額は、手持ちで持っていませんでした。
請求書の金額の内訳を聞いてみると、日本語のアニメの番組の閲覧料だと判りました。
自分の持ち合わせがなく、カードも持っていませんでしたので、支払いが出来ずに、日本に帰れないかと思いましたが、ホテルマンが親切な方で、半分以上見なかったことにして下さいましたので、無事帰国出来ました。

イタリア・ピサでジプシーの子供たちに

イタリア

2012年イタリアピサ

2012年の冬、私にとっての2回目となる海外旅行、友人の大学の卒業旅行を兼ねてイタリア横断のツアーに申し込みました。
始めに降り立ったのは水の都ヴェネツィア、この年の寒さは例年に比べてかなり厳しく、凍えるように寒かったのですが、そんな気分も吹き飛ばすくらいの美しさ。
イタリアと言えばのパスタやピザも満喫し、その後もフィレンツェでミケランジェロを見たり、特産の革製品を買ったりとイタリアを満喫していました。
そうピサであの恐ろしい体験をするまでは・・・
ツアーも半ばに差し掛かった澄み渡る青空の日、斜塔で有名なピサに出発することになりました。
ピサへ向かう道すがらコンダクターのお姉さんから色々な話を聞き、その中にジプシーという子供の集団には気を付けて、取り囲まれたら最後、金品を盗みすぐに逃げていくという。
さらっと聞き流していた私でしたが、ピサのバス停に到着しバスを降りて斜塔に向かう中、見つけてしまったのです、彼らと思しき集団を。
ただ向こうから歩いてくる彼らを横目に、すれ違いざまのことでした、ふと投げかけられた彼らからのボンジュルノに不覚にも返事をしてしまったのです、といっても笑顔を返しただけなのですが。
その刹那一人二人とこちらにむかって歩き出し、一瞬にして囲まれてしまいました。気づいた時には解放され財布がなくなっていたのです。
幸い対してお金を入れていなかったので被害は2euro程でしたが、あの時の恐ろしさは忘れられません。皆さんもジプシーにはお気を付け下さい。イタリア

イタリアのATMでうしろから・・・

イタリア

2013年 イタリア ピサ

毎年イタリアへ個人旅行に行きます。
斜塔で有名なピサには友達がいて滞在中は殆ど一緒に行動しています。
イタリアへ行く時にはクレジットカードと日本円をユーロに両替して持って行くのですが、ある年のことユーロが残り少なくなってしまったので、ATMでユーロをおろそうかなと思って友達に話すと一緒に行ってくれることになりました。
イタリアでは銀行へ行けばセキュリティーはしっかり出来ているのですが、町中にあるATMを使う時はとても危険です。
それは大通り等の道に面した場所にあり囲いなど全くないのです。
すぐ後ろを観光客等が往来しているのです。
日本で言うところの銀行のATM本体がポツンと町中にあるので、暗証番号を盗み見されているような嫌な感じがします。
そして友達に教えて貰いながらカードを使ってお金を引き出そうとしていた時に、後ろから2メートル近い長身の男が私のクレジットカードを盗もうとして手を伸ばしてきたのです。
私が悲鳴を上げて必死でカードを取られないようにして騒いだので周りにいた通行人達も気がついてくれて、その男も諦めたのでした。
今思い出してもぞっとしてしまう恐ろしい経験をしてしまいました。
やはり危険な目にあった時には大声で騒ぐという事が大切だと思ったのです。

イタリアの田舎町で不審者?

イタリア

2014年 イタリアの田舎町

イタリアの小さな町ヴォルテッラへ個人旅行をしました。
その町へ行くには車がないと不便かも知れません。
友人の家に泊まっていたのですが私用の鍵を貰っていたので外出は自由でした。
友人は仕事をしていたので昼間は私が一人になることが多かったので静かな町を散歩するのが日課でした。
家から少し離れたところにとても景色の良い小さな公園があって、そこにはベンチが置いてあったので景色を眺めたり、本を読んだりするのが日課でした。
ある時一人の男がベンチに座っても良いかと言って来ました。
広場で前日見かけていた人だったので私はどうぞと言いました。
その人はリュックから本を出して読み始めたのですが少しすると、ボランティアでこの町に来ているが泊まっているところにはシャワーがないから貸してくれないかと言って、私の隣で自分の着ているTシャツを脱ぎ始めたのです。
昼間でしたが怖くなって泊まっているのは友人の家なのでそれは無理だと断って、何気ないふりを装っていましたが早くそこから逃げなければと思い急いで家に帰りました。
たまたま仕事から戻っていた友人の旦那さんにそのことを話すと、その男は町の他のお店でもボランティアでこの町に来ていると言っては、無料で食事をしていたと聞きました。
その日の夕方友人夫妻と出掛けたのですが、さっきの場所を通るとあの男がいました。
友人の旦那さんは、その男に向って日本の友達に何を言ったんだと車を停めて大きな声で怒鳴りつけてくれました。
一人旅の時には治安が良い小さな町でも気をつけなければなりません。

ローマでロマの親子に

イタリア

1999年 イタリア ローマ

初めての海外旅行でイタリアに行ったときのことです。
初めてということでツアーでの参加だったのですが、それでも一人でいろいろなところに行きたいと自由行動が比較的多い内容のツアーにしました。
それでローマでトレビの泉やコロッセオなど団体のコースが終わった後、自由行動となり真実の口を見たり、街中を散策し、少し距離があれば地下鉄を利用しました。
電車に乗ろうとして切符を購入しようとしましたが少し戸惑っていたときに怪しげなジブシー風の親子が近くにいたのに気付きました。
私は一眼レフカメラを首に下げいかにも観光客で日本人という感じだったので狙われていたのだと思います。
近くにいたイタリア人男性も私にそのジブシー風の連中に注意するようにアドバイスしてくれました。
私は存在に気付いていたのでわざわざ遠くの車両の扉から乗車しようと距離をとって乗り込みましたが、なんといつの間にかそのジプシー風の親子が私のすぐ後に乗り込みました。
かなり近づいていたので私は車両を変えようと車内で移動をしようとすると行き先を阻まれ身動きが取れなくなれそうになったところでとっさの判断で電車の扉の閉まる直前で電車を降りました。
そのまま電車の扉が閉まればそのジプシー連中に囲まれて財布を取られるなど被害にあっていたかもしれないと思うと恐ろしく思いました。
私が一人で行動していたこともあって狙われたのかもしれません。
そういうスリなども多いことをガイドブックなどでも知っていたので警戒していたので防げたと思います。

ローマでブレスレットを・・

イタリア

2014年 イタリア ローマ

イタリアのローマにあるトレビの泉に行ったときのことです。
ツアーで観光していたのですが、自由行動の時間にあった出来事です。
トレビの泉にコインを投げてお願いごとをした後、広場近くのジェラート屋さんでジェラートを買って、
そのジェラートを手に持ちながら歩いていました。
すると1人の陽気そうなイタリア人が「ニホンジン!タナカ?ヤマダ?」と言いながら近づいてきたのです。
不審に思い、そのまま通り過ぎようとした所、「マッテ!ワタシ、ニホンゴベンキョウしていマス。ヤキュウはイチロウであってますか?」とさらに話しかけてきました。
爽やかそうな好青年で身なりがキチンとしていたので、ついつい立ち止まって話を聞いてしまいました。
その時、私の左腕の手首にブレスレットをパチンと着けられ、「ニアッテルねー。」と言われ、その場で日本円で三千円ぐらいの金額を要求されました。「ノー!ノー!」と抵抗すると、わけの分からないイタリア語で急に怒鳴りだし、威嚇され、非常に怖い思いをしました。
その様子を見ていた同じツアーのメンバーがガイドさんを呼んで来てくれた為、なんとかお金は払わずに済みましたが、もしガイドさんが来なければきっとイタリア人の気迫に負けて金額を払ってしまっていたと思います。
私の警戒心が足りなかったということと、日本が好きだという彼の言葉に少しでも気を許してしまった自分が悪かったと反省する出来事でした。日本人は人を信じてしまいがちで危機感がありませんが、海外ではまず近づいてくる人を疑ってください。それが安全に楽しく旅行をする秘訣であると思います。

ローマでロマ(ジプシー)と遭遇

イタリア

2014年 イタリア ローマ

イタリア、ローマはとにかく日本人観光客がすりに遭う場所として有名です。
日本から直接イタリアに入ったのではなく、その前にポルトガルを旅行してローマ入りしました。或る程度の心構えは、ポルトガルで予行演習したつもりでしたので、絶対に気を付けようと覚悟して観光に出かけました。
トレビの泉へ向かう途中の路上のことでした。イタリア人とは違う雰囲気の子供と少女たちがうろうろしているのが気になりました。
東欧の国を旅行中に良く見かけた「ロマ」(ジプシー)であると私にはすぐ分かりました。
でもさすがローマの「ロマ」は身なりがきれいで、本来なら黒髪なのですが髪の毛を金髪に染めているのも分かりました。
目鼻だちが険しい特徴は隠せないのと何かきょろきょろと視線が定まらない行動の特徴はピンときました。私たちは夫婦と小学生低学年の息子と3人で歩いていました。
その時、夫と息子が手をつないで歩き私は少し離れて後ろを歩きました。よもや、と思ったら案の定、年上の女の子は夫の背中のリュックサックに手を伸ばしました。
後ろから大きな声で「NO!NO!NO!Police!Police!」と叫んで手を振り払いました。
全く油断も隙もありません。
それまでも治安の悪い国などを旅行しましたので、3人家族では、3人並んで歩かないということは何となく身についていたので助かりました。
リュックは体の前にというのも常識なのですが、こんな驚く経験をしました。