2017年 イタリア・ローマ

イタリアのローマには、女二人の女子旅で行きました。一緒に行ったのは高校時代からの友人で、私も彼女も海外旅行に行くのは年に1~2度程度なのですが、滞在都市が1か所、5泊7日とそんなに長期在籍ではないので、思い切ってツアーではなく個人手配の旅でした。事前の調査というか、一般常識としてイタリアは財政が苦しく失業率が低下しており、市内の様子も治安が良くないということは認識していました。しかし、百聞は一見に如かずというか、思った以上にローマ市内の治安は良くありませんでした。まず、ローマのセントラルステーションには明らかに異臭のする浮浪者が多数いて、正面出入り口以外は排泄物の匂いが漂うところも多々ありました。切符を買おうとすると、案内のようなことを勝手に始めて金銭を要求してきます。これは無視したら大丈夫でしたが、駅員などは誰も注意には来ませんでした。そのくらい日常的なことなのかもしれません。また、バチカンを始め、教会などの前はとても安全で綺麗なのですが、一歩離れると、不法滞在者風のアクセサリー売りの若者がたむろしてる通りなどがありました。
そういった道は避けるか足早に通りすぎるのですが、若い(・・・若く見える)日本人観光客はカモに見えるのか、手にブレスレットのようなものを無理やりかけられ、それを(壊さないように)そっと払い落としたのですが、イタリア語か何語かわからない言葉でまくしたてられたときは冷や汗が出ました。
ローマ市内には日本では考えられないくらい多数の警察官が常にパトロールしていて安全そうなのですが、裏をかえせばそれだけスリなどの観光客を狙った軽犯罪が多いということだと思いました。