2009年 フランス・パリ

旅行で行ったパリの人通りの少ない路地を父と二人で歩いていた時です。まだ到着してすぐで、パリの街並みに酔っていました。
歩いていると中年くらいの痩せた男性とすれ違いました。そしてすれ違ったあと振り返って呼び止められ、私が何か落としたようだというようなジェスチャーをされました。
人を疑うなんてこと、日本ではほとんどありませんから、私も何か落としたのか、ご親切にと思い、一緒に道路を探していると、男性がコインを拾うそぶりをして近づいてきました。
その瞬間父が私を連れて早足で路地を抜けました。
後から冷静に考えるとおそらくスリだったのだと思いました。
財布を出していたらとって逃げられていたかもしれません。
その後行ったスペインのバルセロナでは道沿いにあるレストランのテラス席で食事をしていた人のかばんが、その人が食事している隙に、その人の目の前で道側からとられ犯人が走って逃げていきました。すぐさま取られた女性も追いかけていきましたが、おそらく逃げられてしまったようです。
日本ではお手洗いに席を外したとしてもそんなことまず起きませんが、海外ではちょっとでも油断したらすぐに狙われるんだと痛感しました。
ただ街を歩いて食事をするだけでも、どこで狙われているかわかりません。念には念で注意が必要だと学びました。