マレーシア

2013年 マレーシア クアラルンプール

マレーシアの首都クアラルンプールに3ヶ月ほど生活していたことがあり、その時に死にかけるような大きな病気にかかってしまいました。
その病気とは腸チフスです。
日本では戦時中に不衛生な環境が原因でこれにかかる人が続出したことがあるのですが、近年では全く発症していない、もうなくなってしまったような病気ですが、マレーシアではそうでもなく、これにかかる人がいるのです。
原因は水や食べ物ということですが、潜伏期間が2週間ほどあり、どこで感染したのか特定することができません。
マレーシアは1年中夏であること、水が飲めないこと、ハエなどが多いこと、トイレでは紙を使わないこと、その他危険と思える要素はいくらでもあります。
屋台の安いものばかりを食べていたのもよくなかったのかもしれません。

40度の高熱と、頭痛がひどくて、この症状は30分おきくらいに襲ってきます。
40度まで上がりきると汗が一気に出て熱が下がり36度台になります。
するとまた熱が上昇して頭痛と共に40度に上がっていくということをずっと繰り返していくのです。
さずがにこれにはお手上げであり、もう死ぬのではないかと思ったほどでした。
すぐに入院になり、4日間の抗生物質の投与と点滴で、5日後には退院になりましたが、それで治ったわけではなく、その後も3ヶ月くらいは思うように体が動かないという症状に悩まされました。
東南アジアではこうした食事や水による病気がとても危険であり、注意が必要です。