インドネシア

2010年 インドネシア・ジャカルタ

これは私が長期休暇を利用してインドネシアの首都ジャカルタへ遊びに行ったときに実際に体験した危険な出来事です。

ジャカルタを訪れる観光客の多くは、郊外にあるスカルノ・ハッタ空港からバスかタクシーでガンビールという駅に向かい、そこから各々の宿泊先に移動するのですが、過去に何度かインドネシアを旅したことがあり、ガンビール駅からしばらく歩いたところに宿泊施設が密集している地域(ジャクサ通り)があることを知っていた私は、事前にホテルの予約をせず、現地でその日の宿を探すつもりでいました。
しかし、この油断があとで災難を引き起こすことになるとは思いもよりませんでした。

ガンビール駅からジャクサ通りへ向かう途中にはモナスというジャカルタを象徴するタワーがあり、その周辺が緑地になっています。
その緑地沿いの道を歩いていると、プラスチックのコップのようなものを持った1人の男が声をかけてきました。
インドネシアにはこのような物乞いがよくいるので、いつものように小銭を渡そうと財布を取り出したところ、突然その男がその財布をひったくろうとしてきたのです。
押し問答の末、財布の中の現金だけを差し出し、クレジットカードなどの貴重品は取られずに済んだのですが、到着初日から大きな出費をすることになってしまいました。

ここで得た教訓は、ホテルは事前に予約しておく、短い距離でも乗り物を使う、緑地周辺は十分警戒する、財布を気軽に出さない(小銭はポケットに入れておく)、できれば1人で行動しないなどです。
これからジャカルタを訪れる方は、このような点にぜひ注意していただきたいと思います。