マレーシア

2014年 マレーシア クアラルンプール

大きなバックパックを背負っていかにも旅行者という格好でマレーシアのクアラルンプールの駅で電車の切符を購入しようと販売機の前で並んでいるときのことでした。
いきなり一人の外国人が自分に近づいてきて、彼が持っていた携帯電話を突然自分の耳に当ててきたのです。
この外国人は英語が話せず、何を言っているのかさっぱりわかりませんでした。
しかししつこく電話の向こうの声を聞くように促してくるために、言われるがままに電話の声を聞いていました。
すると電話で話している人物は非常に流暢な英語で自分に話しかけてきました。
何やら困っているので助けてほしいとお願いしてきたのです。
とにかく指定の場所まで来てほしいとしつこくお願いされましたがそんな怪しい話を信じることはできず、すぐにその電話を持ち主に返してその場を去りました。
しかしその後電話を渡してきた外国人に気づかれずに彼の行動を見ていると、電話を切らずに自分と話をした男性と会話をしていました。
そしてその男性は電話を耳に当てたまま駅の外に向かって歩いきましたが、柱の影から恐らく自分と電話で会話をしていたであろう男性が同じように電話を耳に当てながら出てきたのです。
そしてその後から怪しい男性が数人、その男性に近づいて話をしていました。
何が目的であったのかはわかりませんが、とにかくこの国にあまり詳しくなさそうな旅行者を狙った犯罪集団であることは間違いありません。怪しい人の話しかけられた場合は無視するのが一番であると感じました。