アメリカ

2010年 アメリカ ロサンゼルス

アメリカのロスだけでは無いと思いますが、自由の国でもあるアメリカでも根強い差別は今だに残っています。
それはアジア系の人たちにも向けられている事もありますし、実際に差別用語や態度であからさまに示された事も何度かあります。
一番思い出に残っているショックだった事は、仲のよかったアメリカ人が誘ってくれたパーティーでの話です。
その友達とは気軽に話せて差別など全くしないような人柄でしたが、いざ向かったパーティー先の家のアメリカ人はそうではなく、またそこに居合わせていた白人だらけの方々も僕が家に入ってきた瞬間に驚きと嫌悪感を示しました。
雰囲気を察知した友達が、すでにパーティーに来ていた方達に「何か問題があるのか?」と突っかかっていきましたがしばらくすると怖い顔で戻ってきました。
そして僕ら2人はパーティーに来て僅か15分程度でその家を後にしました。
実際に友達が運転する車の中で、「アジア人が原因と言われた」と聞いた時には、流石にやり場のない気持ちがこみ上げてきました。
友達も悪くないですし、僕自身も何も悪いことはしていませんが、「これが人種差別か」と生まれて初めて感じる気持ちを体感しました。
3年間の留学生活で行ったパーティーそのものは9割最高に楽しいものですが、残りの1割はこういった体験をする羽目になりました。