アントワープ(Antwerpen)
アムステルダムを出てベルギーのブリュッセルに向かいます。途中にアントワープという街があるそうなので、寄ってみようと思います。
アントワープ。
実際はAntwerpen。アントウェルペンと読みます。enはどこに行ってしまっていたのでしょう。写真は13b番線。この「b」というのはbエリアという意味で、長い13番線をaとbに分けて前後に列車を停車させていました。
黄色い車両たちです。客車列車も電車もありますね。2階建て車両はオランダでもメジャーになっていました。日本にもダブルデッカーブームは来るのでしょうか。通勤圏の列車は「着席できない」のが前提みたいになっていますので、クロスシートが前提のダブルデッカーは難しいかもしれませんね。やはりグリーン車限定でしょうか。
E351系スーパーあずさにそっくりな車両をオランダで見つけました。運転席の場所、貫通扉、サイドのライン。似ています。先頭車同士の連結の場面までそっくりです。
2階建て車両のかっこいいやつを見つけました。特撮物のヒーローのような近未来的なフェイスです。両方向への→がオランダ国鉄のマークです。
オランダは飯がマズいと言われていたのですが、車内販売のコーヒーがいきなり不味くなったことで、それを実感しました。正しく言うと質素倹約がモットーのカトリックのお国柄らしく、外食の文化がないのだそうです。そう言えばオランダ料理って聞きませんよね。食文化が育たなかったそうです。みなさん家で質素なご飯を食べるそうです。その割に体が大きいですね。オランダ人。
こちらアントウェルペンの駅です。歴史的建造物である駅舎を入っていくと地下に近未来的空間がホームとして広がります。駅舎が重要文化財として指定されているので保護しつつ、国際列車が行き来できるように改造するために地上の駅舎を残しつつ地下を掘って2層のホーム空間を作ったそうです。さすがです。スケールが違います。外装はまだ工事中です。カメラに納まりきらないくらいの豪壮な駅舎とその地下のコンクリート打ちっ放しのホーム。良い感じに融合しています。
アントワープ(アントウェルペン)の街です。金融の街でもあるらしく、観光客が訪れる歴史的地区以外にも街が広がっています。
こちらフルン広場。手前はこの街の有名人ルーベンス。後ろに見えるのはノートルダム大寺院です。
アントワープのノートルダム大寺院と言えば「フランダースの犬」です。ラストシーンでネロとパトラッシュが天に召されるのは、この教会で写真のルーベンスの絵を見たあとです。少年が見るには少々エグい感じの絵でしたが、確かに迫力はあります。